VRで農作業事故を体験

(一社)農業食料工学会は3月5日、VRによる農作業事故体験会を、農研機構農業機械研究部門(=農機研)の研究交流センター2F「はなの木ホール」で開催した。農機研システム安全工学研究領域予防安全システムグループの梅野覚氏が講師として登壇し、農作業事故の概況や「農作業事故体験VR」ついて説明した。参加者は8つの体験VRのうち、乗用トラクタの転倒事故、刈払機の刈刃との接触事故、脚立からの転落事故を視聴。農業における農作業死亡者数の割合は他産業に比べ高水準で推移し、年々増加傾向にあることから、安全対策の強化が求められている。農林水産省では7年度も農作業事故防止に向けた強化研究期間を設け農作業安全を啓発する中で、事故発生割合の大きい未熟練農業者に向けた研修も強化する。「自分ごと」という意識を持つためにも効果が見込めるVR教材の一つとして、その活用が期待される。

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