農研機構など、N2Oを窒素に分解する根粒菌~優占的に共生させる技術を開発
- 2025/9/22
- 技術
- 農機新聞 2025年(令和7年)9月23日付け

農研機構、東北大学、帯広畜産大学、理化学研究所の共同研究グループはこのほど、地球温暖化の一因となる一酸化二窒素(N2O)の分解能力が高い根粒菌を優占的にダイズに共生させる技術を開発した。同研究グループでは、高いN2O分解能力を持つ〝N2O削減根粒菌〟をダイズに接種して共生させることで、ダイズ収穫後に根粒が崩壊する過程で放出されるN2Oの削減に取り組んできたが、土着根粒菌と競合し、うまく共生させることができなかった。そこで、根粒共生にみられる「共生不和合成現象」に着目。実験室では、N2O削減根粒菌が共生する根粒の割合が90%以上となり、土壌からのN2O放出量が15%まで減少。また圃場試験においても、共生する根粒の割合が64%で、N2O根粒菌を摂取していない圃場の26%まで減少した。


