【寄稿】卒寿を迎えた私の農機化人生回顧① (元高知県農業試験場職員/元久保田鉄工株式会社社員/元国際協力事業団専門家 山本 義輝)
- 2021/9/6
- 業界, 話題
- 農機新聞 2021年(令和3年)9月7日付け

私の農業機械化の仕事は昭和25年二十歳のときからで70年を経過しました。そこで卒寿を迎えたことを機会に生涯の思い出を、気の付くままに紙面をお借りして執筆させていただきました。【私の誕生と石油発動機】私の誕生は昭和5年6月18日、大不況の最中であった(前年10月、世界恐慌が発生し当年日本に波及、農村恐慌は深刻化、労働争議も激化、昭和9年に終息した)。私の誕生と同年の10月、高知県立農事試験場発行『高知県農具三十年ノ回顧』では、県下で販売中の石油発動機は6社。このうちトバタはクボタが昭和8年に買収。販売店福井泉は戦後、息子久寿彦・泉衛兄弟のクボタ農機特約店「(有)福井商会」になり、耕うん機の「なた爪」開発に取り組み成功した(農機新聞平成29年2月14日付け文化欄『耕耘機用なた爪開発から65年』参照)。ヤンマーは昭和8年、小型ディーゼルエンジンに転向して成功。やがて市場はディーゼル時代になり、石油発動機の生産はクボタが最後で昭和48年に終結した。


