国内における完全人工光型植物工場市場

矢野経済研究所は、国内における完全人工光型植物工場市場を調査し、現況、参入企業の動向、および将来展望を明らかにし、そのサマリーを公表した。2019年度の国内における完全人工光型植物工場の運営市場規模は、工場野菜生産者出荷金額ベースで前年度比142・2%の84億9千万円となった。2020年度の同市場は、同152・2%の129億2千万円になる見通しである。2019年末に、中国武漢で発生した新型コロナウイルス(COVID―19)感染症は、生活全般に影響を及ぼしている。コロナ禍の中で、食品の衛生面や食の安全・安心に対して消費者の意識が強まっている。植物工場野菜は、袋詰めで販売され衛生的なイメージがあることや、露地野菜に比べて菌数が少ない点などが消費者に評価されている。

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