井関農機、コンバインの車速制御技術・農研機構らと共同開発
- 2026/3/9
- 業界
- 農機新聞 2026年(令和8年)3月10日付け

井関農機(株)は、コンバインによる収穫作業中に穀粒水分に応じて作業速度を自動制御する車速制御技術を共同開発した。これにより降雨後や降雨前、朝露や夜露が付着した高水分水稲(穀粒水分25%以上)を収穫する際でも従来と比べて穀粒損失を約3分の1に低減。作業可能な時間帯が増え、コンバインの1日あたりの作業面積を約3割拡大(朝夕で各3時間での作業時間を増やした場合)することが可能となった。同技術は2026年度中に同社が実用化する予定。コンバインによる収穫作業では籾が十分乾燥していない場合、本来収穫すべき籾の一部が誤って機体後方から排出されてしまい穀粒損失が生じる。そのため穀粒水分が高くなる朝夕は収穫作業が行えない課題があった。その課題解決に向けて農研機構と同社、宮崎大学、岩手県農業研究センター、JATAFFがコンソーシアムを結成。2023年に農業機械技術クラスター事業として開発・実用化研究に着手した。今回の共同研究により担い手の水稲作付の拡大や生産性向上に寄与することが期待される。


