JA全農・農研機構、水稲新品種「ZR2」共同育成~多収・良食味の業務用中生品種
- 2026/2/9
- 技術
- 農機新聞 2026年(令和8年)2月10日付け

JA全農と農研機構は、関東以西向けに、いもち病に強く縞葉枯病抵抗性を持つ、〝中生〟の業務用多収品種「ZR2」を共同で育成した。JA全農では、生産者の営農の安定・所得の拡大と、拡大する業務用需要に対応するため、実需者のニーズに応じた契約栽培を進めている。実需者からは、良食味で加工適正の高い米や、作期分散が可能で栽培しやすい早生品種の要望があったことから、2023年12月に耐倒伏性があり、病害に強く、多収・良食味の〝早生〟品種「ZR1」を発表したが、今回の「ZR2」は、異なる作期に対応するため〝中生〟品種として育成したもの。なお、育成段階では国際農研熱帯・島嶼研究拠点(沖縄県石垣市)で世代促進栽培を実施している。茨城県つくばみらい市の育成地では「コシヒカリ」「とよめき」と同等の熟期で、収量は標肥移植栽培(基肥窒素10アール当たり8kg)で10アール当たり687kg、多肥移植栽培(同12kg)では同739kgと、全国で栽培されているコシヒカリより約2割多収。なお、現地試験では最大同766kgの収量を得た。


