福岡九州クボタ、春の大展示会を開催
- 2025/4/21
- 業界
- 農機新聞 2025年(令和7年)4月22日付け

(株)福岡九州クボタは、10~12日の3日間、春の大展示会を大橋松雄農業機械歴史館で開催した。3300人の農家が参加、実績も目標通りなど、春需に向けて幸先の良いスタートとなった。同社は例年、4月と11月に展示会、8月に中古市を開催してきた。今春は2月にスマート農業関連のクボタプレミアムフェスタin九州が開催されたことや、米価高騰が継続したことから実演展示会を開催。雲仙市みずほすこやかランドで先月開催された長崎地区展示会は、動員売上申し分なく大好評で、期待以上の手応えを感じたと大橋健太郎副社長は話す。今回の展示会は、本来なら後半戦の見込みづくりを兼ねた狙いとなるが、実績に直結した展示会となったようだ。特に米関連製品が好調で、秋の刈り取りシーズンまで機運が高そうだとも話す。会場は新型機や主力機の特選機コーナーを中央に配置。70以上の協力企業が関連商品を屋内外に多数展示する中で中古機コーナーを広く取った展示を行った。中古農機150点を出品、初日には延べ260人が参加し、76台が成約となった。「良いものをより安く購入する心理が強くなっており、当社も6年前から中古買取から再販まで行い年々伸びている」とのこと。