ホンダ、マリン事業が60周年~環境と性能を両立、大出力化にも対応
- 2024/12/9
- 業界
- 農機新聞 2024年(令和6年)12月10日付け
本田技研工業(株)は、マリン事業が60周年を迎えたことから、事業説明会と今春発表した新型船外機BF350の体験会を実施した。試乗ではBF250搭載機と乗り比べ。振動が少なく加速も滑らかさを堪能できた。当日は事業取組を二輪・パワープロダクツ事業本部の福田蔵磨マリン事業部長が説明。その中で「水上を走るもの、水を汚すべからず」という信念のもと、1964年当時で軽量・廉価な2ストロークエンジンが主流の時代に、環境にやさしい4ストロークエンジンで初の船外機GB30でマリン市場に参入。現在ではプレジャーボート向けからプロフェッショナル用途まで2~250馬力(V6)の計24モデルで累計219万台を累計生産。昨年は5・1万台(シェア5・8%、米は4・2%、欧州は15・3%で増加傾向)を生産、欧米を中心にアジアなど全世界で利用されている。