転換作物としての野菜生産

米の消費量は毎年10万tペースで減少を続けている。今年は民間在庫量が減少し、スーパーなどでは米が品薄となる状況はあったものの、農林水産省が7月に開催した食料・農業・農村政策審議会食糧部会では、6/7年の主食用米等の需給見通しは673万tと慎重な姿勢をとっている。過去20年間で一次的に需要が増えたことは数回あったが、農林水産省としては「いずれも一次的なもの。翌年は需要減少が起きており、数年の動きをみる必要がある」と長期的な減少傾向がみられる中で需要が減り止まったとみるのは早計という認識だ。このような動きがある中で、主食用米ではこの数年、作付け転換が進んできた。その方策のひとつとして野菜作への関心は高く、産地化への取り組みなど地域での動きも活発になっている。また、需要に見合った生産という考え方も重要となり、中でも加工・業務用野菜は実需者からの要望も多く、今後伸長させていく必要があるジャンルになっている。ここでは加工・業務用野菜を取り巻く動きを中心に、今後の野菜作の在り方をみてみることにする。 

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