資源を生かす耕畜連携
- 2023/10/23
- 特集
- 農機新聞 2023年(令和5年)10月24日付け
米や野菜などを生産する耕種農家へ畜産農家から堆肥を供給したり、飼料作物を生産し、畜産農家の家畜の飼料として供給するなど、耕種と畜産の連携を図っていく「耕畜連携」。環境保全や耕作放棄地の問題、資源の有効活用など、経営安定を背景とした持続可能な農業の実現に向け、連携の推進は重要な取り組みになってきている。また近年では耕畜連携を基本としつつ、社会・経済情勢を反映し、多様な農業経営体が連携して地域資源の有効活用、省力化、経費削減などを目指していく「農畜連携」という考え方も生まれている。今後ますますマッチング対象の選択肢や取り組み内容を拡大させた動きも目立ってくるだろう。ここでは耕畜連携を取り巻く動きをみていく。