混合堆肥複合肥料で生産性向上
- 2023/10/23
- 特集
- 農機新聞 2023年(令和5年)10月24日付け
土づくりは農作物の生産性を向上させるため必要なもの。2012年の肥料取締法施行規則等の改正により、混合堆肥複合肥料の公定規格が新設され、条件付ではあるものの、肥料原料の一部として家畜ふん堆肥を用いることができるようになった。豚ぷん堆肥であれば、そのC/N比(炭素窒素比)は非常に高いもので、それに化学肥料を多少加えるという施肥の方法が「混合堆肥複合肥料」という形態で世の中に流通され、農家が使用するようになってきている。昨今の肥料価格の高騰は落ち着いてきているがまだまだ高止まりをしている。ロシアのウクライナ侵攻も重なり、食料の安全保障の観点から、堆肥など肥料資源の利活用に注目が集まっている。混合堆肥複合肥料について紹介する。