ユニック、生分解性マルチに根強い支持
- 2024/12/2
- 業界
- 農機新聞 2024年(令和6年)12月3日付け
農業用生分解性資材のパイオニア、(株)ユニックの生分解性マルチフィルム「キエ丸」が、経営規模を拡大する露地野菜農家を中心に根強い支持を得ている。省力・軽労化、産業廃棄物削減、温室効果ガス削減につなげるとして注目される生分解性マルチだが、各種統計調査を見ても出荷量が前年を下回る年はなく、確実に普及が進んでいる資材だ。特に「キエ丸」は、通常のポリマルチ同様に地温上昇・雑草防除などの効果を発揮。収穫間際になると土壌中の微生物が分解を始め、収穫後は作物残渣と共に土中に鋤き込めば分解・消滅するので、使用後のごみ処理の必要はなく、フィルムを敷いたままでの機械収穫・耕うんも楽にできると喜ばれている。