サンホープ、点滴チューブ埋設敷設機を開発
- 2024/11/5
- 業界
- 農機新聞 2024年(令和6年)11月5日付け
(株)サンホープは、国内初となる点滴チューブ埋設敷設機を開発、先般開催の農業WEEKで展示した。同社はかん水技術の普及に向けて関連製品を総合的に取り扱う技術提案企業。現在、スプリンクラーとともに中心となるのが点滴チューブとなる。ハウス内のみならず露地栽培での利用も模索する中で、大規模生産者の導入に関しては手間がかかっていた。また海外では地表面ではなく地中に埋設するケースも多いとのこと。作物ごとで地表面と地中からの点滴かん水の効果が異なることから同社でも北海道の1辺200mの玉ねぎ生産圃場でも検証してきた。そうした中で某試験場から「近年、散水する農家はガーデンホースを巻くケースが増えているが巻き取りに時間がかかるのが課題となっているので敷設機が欲しい」との要望を受け、海外では製品化されている点滴チューブ埋設機に着目。取引のある鉄工所に制作を依頼し、1カ月かからず完成に至ったことを受けて参考展示した。