日農工、令和6年度地方大会を松本で開催~国内出荷額は前年比11%減

(一社)日本農業機械工業会(増田長盛会長)は10月29日、長野県松本市のホテルブエナビスタで地方大会を開催し、令和6年度需要動向と令和7年度需要見通しについて、11の機械部会と国際委員会から発表した。開会にあたり挨拶した増田会長は、9月の内閣府・月例報告から「我が国の景気は『一部に足踏みが残るものの緩やかに回復』としつつ、国内農業生産について、一部地域を除き総じて天候に恵まれたことから、9月25日時点の作況は全国平均で102の「やや良」と紹介。加えて令和6年産米の概算金が上昇し9月の全銘柄平均の相対取引価格が前年同月比148%の2万2700円となったことに言及。農機業界の状況については、同工業会の農機に関する生産・出荷統計「日農工統計」の今年1~9月の累計実績から「生産額が2777億円と前年同期比85%、出荷額が3025億円、同91%と前年を下回る実績で推移しており、国内向け出荷額は1768億円で同89%と減少している」と述べながらも、担い手を中心としたスマート農業への取り組み増加やみどり戦略に基づく環境負荷低減に寄与する農機への関心の高まりに期待を寄せた。

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