農研機構、ブタ卵子のガラス化保存法
- 2024/9/9
- 技術
- 農機新聞 2024年(令和6年)9月10日付け
農研機構はこのほど、喪失が加速化するブタ遺伝資源を保護するためのブタ卵子の〝ガラス化保存法〟を改良。ブタ未成熟卵の発生率で2倍以上の引き上げに成功したと発表した。これまで30%程度であった未成熟卵のガラス化保存後の生存率を80%以上に改善。希少在来品種であるベトナム産バン種の未成熟卵でも同法の有効性を確認した。今後、クライオバンク(凍結バンク)などの活用で、ブタ遺伝資源の安定的な保全が期待される。