普及に期待、自動操舵トラクタ
- 2023/9/4
- 特集
- 農機新聞 2023年(令和5年)9月5日付け
主要農機としてさまざまな農作業に用いられるトラクタ。インプルメントを交換することで、耕うん、うね立て、あぜ塗り、代掻き、播種、施肥、防除、残渣粉砕など、一年を通して最も使用頻度が高い。農業従事者の減少と営農の大規模化など農業構造が大きく変化する中で、昨今の世界情勢からも食料安全保障の強化が求められており、少ない人数で多くの作業をこなすには自動化農機の普及が欠かせない。比較的安価で導入しやすい、直進アシスト/自動操舵機能は、熟練者の作業負担を軽減するだけでなく初心者においても熟練者並みの高精度で無駄のない作業を可能とし、資材や燃料の削減にもつながるものとして期待が高い。ここでは、みどり戦略でも推進され、大型から小型までラインアップが充実する、トラクタメーカ各社の最近の機種を見てみる。