籾殻を有効活用する
- 2022/12/19
- 特集
- 農機新聞 2022年(令和4年)12月20日付け
稲作において脱穀後に発生する籾殻は、昔なら焼却処理されることが多かった。しかし現在は廃棄物の処理及び清掃に関する法律により野焼きが禁止され、活用できなければ産業廃棄物としてお金をかけて廃棄するという状況になっている。米の需要は減少傾向ではあるが、籾10に対して玄米8・籾殻2の割合で発生する籾殻は年間では約140万tと推計されている。生産におけるコスト削減が重要視される中、籾殻の有効活用も大事な取り組みとなる。近年では籾殻を積極的に再利用し、循環型農業・社会を実現しようとする動きも広がっている。籾殻の有効活用にはどんな方法があるのかみてみる。