アグリテクニカ・主要7機種の潮流~フォレージ収穫技術編③
- 2022/4/11
- 国際, 技術
- 農機新聞 2022年(令和4年)4月12日付け
【ピックアップワゴン】サイレージの切り込みが短いと、密度が高い、除去率が高い、フィードミキサーでの分解率が高いなど、いくつかの利点がある。ローダワゴンの35mmカットは標準仕様であり、切断長を短くすることは従来もあった。デンマークのターラップ社は、74枚刃のカッティングユニットと20mmカットのピックアップワゴンをラインアップしており、油圧で固定された6つの保持ブロックに分割されていた。1980年代には、必要動力が大きいという理由で37枚刃に縮小されたが、駆動力が制限要因でなくなった現在では、ピックアップワゴンのカッティングユニットで65枚刃、25mmカットで、チョッパーとほぼ互角に戦えるようになった。