オーレック、手作業の30倍の作業能率誇る牽引式スイーパーと落葉収集レーキ
- 2022/1/31
- 業界
- 農機新聞 2022年(令和4年)2月1日付け

(株)オーレックは、同社が発売している乗用草刈機「ラビットモアー」全機種に取り付けられる牽引式スイーパー「SW700」と、アタッチメントの落葉収集レーキを3月から発売する。同機はリンゴの産地で度々問題となっている、リンゴの葉や果実に褐色の病斑を形成する病害「リンゴ黒星病」の解決に向け、農研機構と(地独)青森県産業技術センターりんご研究所と共同で開発したもの。既存製品では、雪の重みで地面に張り付いてしまった落葉を容易に収集できず、また手作業での落葉収集は能率が低いため、リンゴの産地からは効率的な落葉収集機の開発が要望されていた。プロトタイプを2019年4月に青森りんご研究所が検証したところ、機械で落葉を収集した場所は無処理の場所に比べ、飛散胞子の数が7分の1まで減少することが確認された。