大起理化工業、マルチ土壌水分センサ発売～含水率が高くても高精度計測
- 2024/12/2
- 業界
- 農機新聞 2024年（令和6年）12月3日付け
大起理化工業（株）は、このほど発売を開始した高精度なマルチ土壌水分センサ「DIK―G300」およびその関連機器を、11月26～28日に開催された「アグリビジネス創出フェア2024」での東京都立産業技術研究センターのブースでお披露目した。このセンサは同研究センターとの共同研究で生まれたもの。近年、豪雨による土砂災害などが頻発している中、〝土と水を守る〟を大きなテーマに、土壌水分センサや硬度計、環境調査機器などを開発･販売している同社では、土と水が土砂災害には大きく関係してくることから、土木･防災分野でも知見が生かせると判断。2021年暮れから開発に着手した。このマルチ土壌水分センサの特徴は高含水率土壌計測が可能となっていること。測定できる周波数は10MHz～500MHzで、10MHz刻みで設定が可能。黒ボク土の測定式も組み込まれている。
