〝基腐抵抗性〟の〝いも〟新品種~沖縄全域で栽培可能に
- 2024/9/30
- 技術
- 農機新聞 2024年(令和6年)10月1日付け

農研機構は、沖縄で〝紅いも〟と称される紫かんしょの新品種「ニライむらさき」を育成したと発表した。新品種はサツマイモ基腐病に強い抵抗性を持ち食味も優れ、ペーストやタルトなどの製品への加工適性が高い「ちゅら恋紅」と同じく濃い紫色が特徴。沖縄のいも産業における新たな豊穣の想いを込めて、沖縄の言い伝えによるニライカナイの神からその名を取った。焼き芋などの青果用としての利用にも適していることから、製品の風味や食味の一層の向上が期待できる。