活用用途広がる樹木粉砕機
- 2024/2/5
- 特集
- 農機新聞 2024年(令和6年)2月6日付け
地球温暖化や大規模な自然災害など環境にまつわる問題が顕著になる昨今、人と自然、環境との関わりを見直す動きが大きくなっている。その一方、これまで人が手を加えることで形成維持されてきた森林整備や里地里山の保全は農林水産業の担い手の減少、都市部への人口集中などさまざまな要因から難しさを増し、荒廃農地などとともに森林荒廃、里山荒廃の問題として取り上げられることも多くなっている。また、手入れができたとしてもそこで発生した剪定枝の処理は重労働となり、近年ではこうしたことに加え、竹や笹の侵入も問題視されるように。カーボンニュートラルという言葉や取り組みも浸透する中で循環型社会の実現も重要視されている。そうした中、剪定枝の処理に利用されている樹木粉砕機もさまざまなケースで利用されるようになっている。