食料品・日用品の値上がり実感と影響
- 2022/12/5
- 資料
- 農機新聞 2022年(令和4年)12月6日付け
マーケティングリサーチの(株)インテージは、全国約6千店舗より収集している小売店販売データ、SRI+(全国小売店パネル調査)をもとに、食品・日用雑貨など主な消費財を対象として店頭販売価格の値上げについて調査した。原油や原料費の高騰が続き消費財メーカーなどが値上げを発表する中で、生活者がどのような影響を受けているのかを紹介していく。【調査結果】◇値上げが拡大。調味料・主食だけではなく、加工食品・嗜好品などにも値上がりの影響が~サプライチェーンの混乱や原材料費の高騰などを背景として、10月にかけて各社の値上げ発表が勢いを増す中、値上がりがさらに拡大していることが分かった。生活者が実際に商品を買うことになる店頭販売価格で、顕著な変化を見せているのが調味料。中でも食用油では、相次ぐ値上げにより10月には本格的な値上げ前の2020年平均に比べてキャノーラ油が184%、サラダ油が138%に達した。マヨネーズ(126%)やマーガリン(117%)もじわじわと値上がりが続いている。