籾殻を有効に活用する
- 2021/12/20
- 特集
- 農機新聞 2021年(令和3年)12月21日付け
籾殻とは、種籾の殻の部分。主成分はケイ酸で硬く、種を硬い殻で覆うことで、実となる玄米を病害虫から守っている。栄養素はほとんど含まれないが、その硬さのため微生物に分解されにくく、水はけなどを改善させる土壌改良剤として使用される。またケイ酸は作物に吸収させることで、茎葉を丈夫にする効果があり、稲にも野菜にも使える。稲作から大量に発生し、年間200万tにもなる籾殻だが、多くは廃棄されている。ここでは、籾殻を有効に活用する方法について見てみる。