種類も豊富、野菜関連機械
- 2021/4/5
- 特集
- 農機新聞 2021年(令和3年)4月6日付け
令和元年の野菜の産出額は2兆1515億円で農業総産出額の4分の1程度を占めている。米の需要が毎年減少する一方で、野菜は加工・業務用需要が高まっている。このような傾向が近年強まる中で、昨年からの新型コロナウイルス感染症の拡大による消費減退は米の需給にも大きな影響を与えた。需給と価格の安定を図るためには令和3年産の主食用米は過去最大規模の作付け転換が必要といわれ、転換作物としての野菜への関心は一層高まることが予想される。ただ、野菜生産はまだ多くが手作業によるところも多く、生産拡大を図るためには省力化、機械化を進めることが重要となる。農機メーカーでは野菜用機械に力を入れ、機械化一貫体系の構築、提案を進めている。野菜関連機器を取り巻く状況を紹介する。