農林省と産総研、農地区画をAIで把握
- 2020/8/3
- 技術
- 農機新聞 2020年(令和2年)8月4日付け
農林水産省はこのほど、(国研)産業技術総合研究所との共同研究で、AIにより人工衛星画像などを解析し、形状変化のあった筆ポリゴンを含む区画を抽出する手法を開発した。筆ポリゴンとは、衛星画像などをもとに、ほ場ごとの形状に沿って作成した「農地の区画情報」のこと。全国で約3千万筆となる筆ポリゴンの更新は、これまで職員らが目視で衛星画像などを確認して行っていたため、1年間で更新できる筆ポリゴンは全体の5分の1ほどに留まっていた。今回開発された手法を活用することで、これまで更新作業に5年かかっていたものが1年で可能となる。