林野庁、ホイール型林業機械の可能性~調査報告書を公表

林野庁は高性能林業機械の導入促進に向け、ホイール型林業機械の動向について調査を行い、このほどその調査報告書を公表した。これは昨年度、委託調査事業として実施したもので、今年2月に報告されていたものだが、一般向けに公表されたのは今夏となる。「高性能林業機械の導入促進に向けた調査事業報告書」という名称で、現在、ホイール型林業機械を導入している林業経営体と機械メーカーなどに対するヒアリング調査をまとめたものとなる。国内林業では、大径化が進む木材を安全・効率的に処理できる作業システムの構築が求められている。こうした中、車両系機械についてはクローラ型を中心に普及が進んでいるが、欧州では走行性の高いホイール型林業機械の導入が進んでいる。国内で導入した事業体の中には機械稼働率の向上や工程の簡素化が実現され、生産性が向上した事例もあることから、選択肢としてあり得るのではという声もあがってきている。こうした背景もあり、同庁ではこの調査において、ホイール型林業機械の活用状況、作業システムや導入に必要な条件を整理した。

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