農林省、GHG排出量を見える化できる簡易算定シート

農林水産省では、フードサプライチェーン(=FSC)における脱炭素化推進のため、農産物の生産段階における温室効果ガス(=GHG)を算定できる「温室効果ガス簡易算定シート(試行版)」をホームページで公開している。簡易算定シートは、生産者が生産段階で実際に使用する農薬・肥料などの素材投入量や農業機械、施設暖房などのエネルギー投入量などを入力することで、温室効果ガス排出量が算定できる。入力はExcelシート上で。そこで出てきた排出量を地域の慣行農法を想定して算出した排出量(標準値〈都道府県別または地域別〉)と比較して、削減量や削減率を算出する。分解しにくい形態の炭素を長期間地中に貯留する技術「バイオ炭」の農地施用や、水田からのメタン排出を削減する栽培技術「中干し期間の延長」による温室効果ガスの削減効果も反映可能。現在の対象品目は米、トマト(露地と施設)、キュウリ(露地と施設)の3品目で、今後対象品目を拡大予定。

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