農林省、温暖化影響調査レポート公表

農林水産省は都道府県の協力により得られた、地球温暖化の影響と考えられる農業生産現場における高温障害などの影響と適応策などに関する報告から「令和3年地球温暖化影響調査レポート」を取りまとめ、公表した。同省では令和3年10月に改定された「農林水産省気候変動適応計画」に基づく取り組みとして、地球温暖化の影響と考えられる農業生産現場での影響や、その適応策をとりまとめ普及指導員や行政関係者の参考資料として公表している。水稲は「白未熟粒の発生」の報告が最も多く、「虫害の発生」、「胴割粒の発生」、「粒の充実不足」が続いたほか、「登熟不良」の報告数も増加したが、出穂期以降の高温を主として、多雨、低温・寡照、台風などの多様な原因が報告されており、局地的な気候の影響を受けたものと考えられる。発生抑制のため、水管理の徹底、適期移植・収穫の実施、高温耐性品種の導入(高温耐性品種の作付面積:16万1千ヘクタール、作付割合:12・4%)。

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