農研機構、マメ科植物と根粒菌の共生に関わる重要な遺伝子発見
- 2020/4/6
- 技術
- 農機新聞 2020年(令和2年)4月7日付け
農研機構、理化学研究所、日本大学生物資源科学部、東北大学、かずさDNA研究所の共同研究チームはこのほど、マメ科植物と根粒菌の共生に関わる重要な遺伝子を発見した。共同研究チームは、マメ科のモデル植物であるミヤコグサを用いて、不良根粒菌とミヤコグサの共生に関わる遺伝子について解析。ミヤコグサの突然変異体と、この変異体でほとんど窒素固定を行えない根粒菌株の解析から、窒素固定の低下を引き起こす根粒菌の遺伝子(DCA1遺伝子)、及びその影響を打ち消して窒素固定を可能にするミヤコグサの遺伝子(APN1遺伝子)を発見した。