農研機構生研センター、スーパーキャパシタ開発を「成果事例こぼれ話」で紹介

蓄電器の一つである「キャパシタ」はコンデンサの一種。キャパシタを大容量化した「スーパーキャパシタ」はリチウムイオン電池などの二次電池と比べ短時間で充電でき、充放電による劣化が少ないが、蓄えられる電気量が限られる。そこで、カーボンナノチューブ(CNT)の分散技術で知られるナノサミット(株)(埼玉県川口市)は、CNTを活用した新しい電極素材を開発。同素材を用いることで、従来のスーパーキャパシタと比べ約3倍の電気量を蓄えられるようになった。同研究成果は、平成27~29年度の革新的技術創造促進事業(事業化促進)「産地及び流通過程におけるエネルギー消費を劇的に下げる冷凍・冷蔵用新型キャパシタの研究開発と実用化」において、ナノサミット(株)が代表機関、東京大学、信州大学、太陽誘電(株)が参画して実施されたもの。農研機構生研支援センターでは、農林水産業・食品産業分野で新事業の創出や技術革新を目指す研究に資金を提供しており、得られた成果事例を同センターホームページ上で「成果事例こぼれ話」(https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/contents/fukyu/episode/index.html)としてとりまとめて紹介している。

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