三菱マヒンドラ農機、齋藤社長の年末放談

三菱マヒンドラ農機(株)の齋藤徹社長に年末恒例のインタビューを行い、現状と来年に向けた意気込みを伺った。【現状について】コロナの収束により経済活動が正常化する過程にあるが、インフレの影響が大きく農家の皆様方も非常にご苦労されている。加えて今夏の猛暑により米をはじめとして作柄がかなり良くなかったことも重なり、国内農機市場は日農工統計を見てもかなり冷え込んでいる。業界全体が苦戦している模様で、主要三機種では特に自脱型コンバインと田植機のダウン幅が大きい。そうした中で4月から9月の弊社における上半期業績は計画に対して販売が及んでいない。とはいえ1台1台きちんと販売すべく色々な活動を展開。プロモーション活動を含めて行った結果、トラクタ・田植機・コンバインのマーケットシェアはプラスになった。上半期を見ると7月に行った値上げにより、駆け込み需要とその後に反動が出た。値上後は販売需要が落ち込み徐々に回復するのが常だが、今回は厳しい環境にあるせいか回復速度が遅く、市場全体も沈んでいる。提携商品は、昨年まで堅調に推移し受注残を抱える場面もあったが需要が一巡し落ち着いたのか、昨年までの勢いはない。そうした市場状況に対する対応策として、お客様と営業部隊、各々の活性化につながる策を打ち出していきたい。

 

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