農研機構は(株)北海コーキと共同で、トラクタや農耕用ブルドーザによってけん引することで暗渠管とモミガラなどの疎水材を敷設・配置して暗渠を整備できる暗渠管埋設機「カットドレーナー」を開発。北海コーキが受注生産の形で本格的に販売を開始した。水田を畑転換したほ場での麦や大豆、野菜の栽培は排水対策が欠かせないが、施工に要する労力や費用負担が大きいという課題がある。この製品は暗渠の施工深さが最大80cm、ほ場に石礫があっても、その直径が30cm未満であれば整備できること、施工時間が100m当たり10分程度と効率的な特徴から、生産者が自ら利用できるものとして期待される。