農畜水産加工品と乳油製品の国内市場

総合マーケティングビジネスの(株)富士経済は、小容量化やバラエティ化などニーズに合わせた提案が進む農産加工品、価格改定や外食向けの回復がみられる畜産加工品、水産缶詰・パウチで商品施策やプロモーション強化が活発な水産加工品、チーズフード類や生クリームが好調な乳油製品の、計4カテゴリー74品目の調査結果を「2023年食品マーケティング便覧No.6」にまとめ、このほどサマリーとして公表した。【調査結果】農産加工品は、2022年は価格改定が進まなかったことなどから漬物や豆腐、納豆は苦戦を強いられているものの、小容量化やバラエティ化など消費者のニーズに合わせた商品展開が進んでいる。また、冷凍野菜では業務用が回復に向かっていることや価格改定により伸びており、市場は前年比微増が予想される。健康志向の高まりなどによって需要が増えることから、2023年の市場は拡大が予想される。一方、原料や商品の輸入割合の高さを背景とした価格改定が消費者に敬遠されていることや、低価格ニーズの高い品目では価格改定が進みにくいことなどから、長期的には市場が徐々に縮小していくとみられる。畜産加工品は、2022年の市場は価格改定や外食向けの回復に伴って、市場は前年比微増が予想される。

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