農研機構らコンソ、〝w天〟防除体系のSOPを作成~ブドウ・ミカンの施設栽培
- 2022/10/11
- 技術
- 農機新聞 2022年(令和4年)10月11日付け
農研機構を代表機関とする「農食事業28022Cコンソーシアム」は、施設栽培において防除が難しく、また近年では薬剤抵抗性が高くなってきているハダニについて、ブドウ、ミカンの施設栽培用の防除技術として、土着天敵のカブリダニと天敵製剤カブリダニの2種類を組み合わせて使う防除体系を構築。このほど標準作業手順書(SOP)を作成、ウェブサイトで公開している。同コンソーシアムが構築した防除体系は、土着と製剤のカブリダニ2種類を用いることから『〈w天(ダブてん)〉防除体系』と呼ばれる。露地栽培のリンゴ、ナシについては、SOPを昨年に公開し、活用されているが、施設栽培については、マニュアルで〈w天〉防除体系の技術を紹介してきていた。より一層の普及を図るために、今回、内容をより実践的な標準作業手順書として充実させた。