農研機構、AI着果モニタリングシステム
- 2022/4/4
- 技術
- 農機新聞 2022年(令和4年)4月5日付け
農研機構は、大規模施設園芸において、収穫量や収穫作業時間を予測するため、無人で施設内を自動走行しAIによる収穫可能な果実数を推定する「自動走行型着果モニタリングシステム」を開発。これまでトマトが対象だったが、このほどパプリカにおいても実用化の目途がつき、2022年度以降の実用化を目指し開発を進めていることを公表した。同システムでは、検出された果実画像を基に、果実の位置と熟度を特定し、収穫可能果実数から日ごとの収穫データを予測。着果モニタリング装置は、乗用型の高所作業台車を一定速度で移動させながら植物体を連続撮影してパノラマ画像を生成。パノラマ画像をAIで分析して、画像内に含まれる収穫可能な果実を自動検出する。