新稲作研究会、令和3年度成績検討会
- 2022/3/14
- 技術
- 農機新聞 2022年(令和4年)3月15日付け
(公社)農林水産・食品産業技術振興会は3日、「新稲作研究会・令和3年度成績検討会」を開催。5つの分科会で33課題の成果報告を行った。北海道立総合研究機構十勝農業試験場が報告した『ブロッコリー収穫機の加工業務用一斉収穫体系への適用性検証』は、ヤンマーのブロッコリー収穫機「HB1250」を使った試験。ブロッコリー品種「沢ゆたか」を使い、異なる花蕾径で収穫試験を2回に分けて実施。機体との接触や搬送時の葉柄食い込みによる欠損、花蕾切断などの切り傷が多発したが、10cm未満の花蕾ではほとんど発生していないことから、サイズが大きいと切断部に接触しやすく、速度により搬送時姿勢の乱れが助長されると推察されると報告。また慣行と収穫機の全株一斉収穫を比較した場合、収穫機により労働時間は約3分の1に削減でき、収穫機の省力性を生かすためには、損傷について引き続き検討が必要とした。