環境配慮と省力化、防除機
- 2022/1/31
- 特集
- 農機新聞 2022年(令和4年)2月1日付け
病害虫防除には欠かせない薬剤散布だが、重労働で被ばくのおそれのある、危険を伴う作業。これまで、簡易的な人力噴霧から動力噴霧機、自走式や乗用型、トラクタけん引式のブームスプレーヤ、果樹で使われるスピードスプレーヤなど小型から大型まで、多種多様な機械が開発されてきた。かつては多量散布が一般的であったが、近年では薬害を防ぐためのドリフト低減ノズルや省力・効率的な少量散布、ドローンやロボットを利用した自動化技術など、省力的で環境に配慮した技術の開発・普及が進められている。ここでは、そのような防除機器の普及技術や需要について動向を見てみる。