環境配慮と技術開発、エンジン
- 2022/1/11
- 特集
- 農機新聞 2022年(令和4年)1月11日付け
昨年5月に策定され、法制化を目指している「みどりの食料システム戦略」では、「2050年までに目指す姿」として、農林水産業のCO2ゼロエミッション化の実現が掲げられ、2040年までに農林業機械の電化・水素化技術の確立に向けたKPIが設定されている。農業機械については、政府の「地球温暖化対策計画」の2030年度目標に基づき、2022年度におけるCO2排出削減見込量が0・14万t―CO2とされ、2040年目標では、化石燃料使用量の削減に資する農機として、自動操舵システムや電動小型農機の担い手への普及(それぞれ9%、15%)を目指している。エンジンの排ガス規制は年を追うごとに強化されているが、負荷の高い農業機械には欠かせない動力源。ここでは、最近のエンジン技術から需要動向などについて見てみる。