竹林整備を進めるために
- 2021/11/15
- 特集
- 農機新聞 2021年(令和3年)11月16日付け
古来より、私たち日本人の暮らしに役立てられてきた竹。和の文化の象徴ともいえる茶器はもちろんのこと、かつてはカゴやザルといった多くの日用品に使われ、またたけのこは、今でも食卓に春を届けてくれる。しかし、竹製品が加工しやすく安価なプラスチックに置き換わり、竹材・竹製品やたけのこなども輸入品が増加する中で、生産者の高齢化と減少により、国内の竹産業は大きく衰退、地域によっては放置竹林が増加し、社会問題となっている。ここでは、あらためて、竹に関する現状と課題、新たな利活用から、国による対策・支援などとともに、放置竹林を解消しながら農業利用するための機械類についてみてみる。