宇都宮スマートリリーコンソ―シアム、ユリ生産のスマート化実証
- 2021/10/11
- 技術
- 農機新聞 2021年(令和3年)10月12日付け
令和3年度の農林水産省「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」に採択され、ユリの低コスト、安定生産につながるスマート農業技術導入の実証を行っている『宇都宮スマートリリーコンソーシアム』は、10月5日、同取り組みの第1回現地視Webをを併用し行った。同コンソーシアムは年間約100万本を生産している宇都宮市のユリ生産農家、(有)エフ・エフ・ヒライデを代表機関としている。このコンソーシアムでは①AIを搭載した門型防除UGV(無人走行車両)による自動予察と薬剤散布、②環境計測装置によるモニタリング・データシェアリング、③営農・労務管理のデータ化、④産直ECシステムによる商品トレース・分析─の4技術の導入により、売上10%アップ、自動予察と農薬のピンポイント散布により、農薬コストの50%低減と防除作業時間の10%低減、産直ECシステムの強化で、直販売上を30%増加させることを目標にしている。