耕畜連携で資源循環
- 2021/10/4
- 特集
- 農機新聞 2021年(令和3年)10月5日付け
米需要の減少などから水稲の作付け面積は年々減少傾向にある。耕作放棄地の増加、条件不利地の水田有効活用、鳥獣害対策など農業の課題は多い。一方、酪農経営においても生産コストの多くを占める飼料費の削減など安定した生産基盤・競争力強化は課題となっている。こうしたそれぞれの課題を解決する取り組みのひとつとして、耕畜連携がある。米や野菜などを生産する耕種農家へ畜産農家から堆肥を供給したり、耕作田などで飼料作物を生産し、畜産農家の飼料として供給するなど、耕種側、畜産側双方で連携を図る取り組みとなる。資源循環、地域循環システムとしても関心の高い耕畜連携の取り組みをみてみる。