富山県、スマート農業普及センター開所
- 2021/5/31
- 技術
- 農機新聞 2021年(令和3年)6月1日付け
富山県は5月21日、富山市婦中町で整備を進めてきた「スマート農業普及センター」の開所式を開催した。同センターは、国の令和元年度補正予算に基づく地方創生拠点整備交付金を活用したもので、我が国の農業が抱える担い手の高齢化や就業人口の減少といった課題を解決すべく、農作業の大幅な省力化や生産性の向上などを図るためのスマート農業を推進するとともに、それらを担う人材と指導者を育成する拠点施設となる。同施設は、前回の整備から44年が経過し老朽化した農業機械研修センターを事業により再整備したもの。本館には研修・展示スペースを新設し、トラクタ等講習・試験コースの信号機を更新するとともに融雪装置を設置、またスマート農機体験エリアを整地。ドローンやロボットトラクタ、経営管理システムなど、ICT機器を用いた研修に対応できるようにした。