農研機構ら、越冬ハクサイの頭部結束機を開発

農研機構はこのほど、生産設備、自動省力機械、産業用ロボットなどの開発製造を行う東洋精機(株)(埼玉県)、埼玉県農業技術総合センターと共同で、越冬ハクサイの頭部結束機を開発。今年11月に東洋精機からモニター販売予定であることを発表した。長時間狭い所で腰やひざを曲げた辛い姿勢で行う結束作業が軽労化できるものとして期待されている。この開発機は自走式の歩行型1条用結束機となり、走行部、外葉持ち上げ部、結束部、制御部、発電機を搭載した電源部で構成されている。結束作業は1本のひもを連続してハクサイの頭頂部に巻き付ける「連続結束方式」を採用。愛知県で行った現地試験では結束成功率は100%で、作業能率は約420個/時と人力作業と同等以上に作業できることが確認できたという。

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