名古屋科学機器、農研機構特許許諾のセンサー、データロガー発売
- 2021/4/26
- 行政
- 農機新聞 2021年(令和3年)4月27日付け
環境試験装置など各種工業用センサなどを扱う商社、名古屋科学機器(株)(愛知県名古屋市)は、農研機構が昨秋開発し、特許を取得している気温観測センサー「三球温度計」の許諾を受け、「気温計測用システム」としてセンサー、データロガーを販売している。このシステムは、感温部が大きさの異なる熱電対とステンレス球で構成された三球温度計。クランク形状の保護管を利用して3つのセンサがグリップで束ねられていることで、センサ部の折り畳みができるのも特徴。強制通風の必要がなく電源が不要で省電力。3チャンネル以上の熱電対入力可能なデータロガーがあれば測定ができる。精度はこの温度計の原理そのものの誤差を含まない値で平均0・2度以内。農研機構が開発した三球温度計は同社が試作していたものとなる。