【文化欄】アグリ関連分野で成長している企業の特徴とは~「実行力×6次産業化」で成長している事例
- 2022/9/26
- 特集, 話題
- 農機新聞 2022年(令和4年)9月27日付け
大塚ファームは、北海道新篠津村で100年以上続く農業生産法人であり、農薬や化学肥料に頼らない有機野菜を生産している。2011年6月にはNPO法人ゆうきの里おおつかふぁーむを設立。有機農業の発展と体の不自由な方々の自立支援を目的として事業を展開している。また、6次産業化への取り組みも同社の特徴である。6次産業化への取り組みは2008年に遡る。規格外野菜のペーストを活用し、無添加で手作りの有機野菜のプリンの製作販売を開始した。しかし、賞味期限が短いために扱いづらく、当時は販路もなかったことから、ロスを防ぐため、同社取締役副社長の大塚早苗氏はこのプリンを自らの手で売り歩いた。この経験が同社の「覚悟」と「実行力」に繋がっている。