鳥獣害対策、ICT機器利用
- 2022/9/12
- 特集
- 農機新聞 2022年(令和4年)9月13日付け
野生鳥獣による農作物被害について、令和2年度は161億円になったと農林水産省が昨年9月に「鳥獣被害の現状と対策」で公表している。それによると、平成24年度の230億円からみると減少傾向にあるが令和元年度の約158億円からは被害が増大しており、全国での捕獲体制が強化されている中でも、被害軽減の成果が出ていない状況にある。頭数の増加や分布の拡大など全国的に見ると被害の深刻化、広域化が起きている地域も多数ある。深刻な影響を及ぼしている鳥獣による農林業被害に対して、被害軽減技術の普及や研究が年々進められている。