誰でも簡単操作、トラクタ
- 2022/9/5
- 特集
- 農機新聞 2022年(令和4年)9月6日付け
農業機械といえば、だれもが思い浮かべるトラクタ。作業機を取り換えることで、耕うん・耕起、あぜ塗り、代掻き、播種、施肥などさまざまな作業に対応し、一年を通して最も利用されている機械といえるだろう。農業従事者の高齢化と減少が進展し、農業構造が大きく変化する中で、限られた労働力で生産性を高めていくためには、トラクタで行う作業においても自動化が必須となる。直進アシストなど自動操舵機能は、作業負担を軽減するだけでなく、初心者においても高精度な作業を可能にする。また、無駄な作業をなくすことで、トラクタを動かす化石燃料の削減にもつながるため、みどりの食料システム戦略の2030年KPIにおいても「普及率50%」を掲げて推進されている。ここでは、直進アシスト・自動操舵機能を中心に、トラクタを取り巻く概況について紹介する。