放置竹林の解消に向けて

古来より日本人の生活にとって馴染みの深い竹。たけのこは春の到来を感じさせる季節の風物詩として、また竹細工は籠や笊などの日用品から、和の文化の象徴ともいえる茶器まで、さまざまに利用されてきた。そのような竹製品がプラスチック製品などに置き換えられ、また、たけのこや竹材・竹製品などの輸入品の増加、更には生産者の高齢化も相まって国内の竹産業は大きく衰退している。適切に管理されない竹林が増えたことで、里山林などへ侵入する竹が森林破壊につながっており、本来森林が保有する生物多様性の保全、土砂災害の防止、水源のかん養、保健休養の場の提供といった多面的・公益的機能が危ぶまれている。

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