所得向上・地域の活性、6次産業化
- 2020/11/9
- 特集
- 農機新聞 2020年(令和2年)11月10日付け
農林漁業の6次産業化(6次化)とは、1次産業を担う農林漁業者が、2次産業としての製造業(加工)、3次産業としての小売業(流通・販売)等の事業も行っていく経営形態を指す。もともとは1次+2次+3次=6次化という考え方だったようだが、近年は1次×2次×3次=6次化というイメージで言われることが多い。農山漁村の豊かな地域資源を活用して、新たな付加価値を生み出していく取り組みが、より大きな利益やメリットを生み出し始めていることへの期待がうかがえる。多角化、資源活用により地域経済活性のきっかけにもなっている6次産業化を取り巻く状況を見てみる。